※12月20日18時までの情報・予想です。変更等ある場合がありますので、レース直前にご確認ください。
レース情報
2025年12月21日15:00発走(10R)
阪神競馬場
ベテルギウスステークス L
サラ系3歳以上オープン(国際)(特指)別定
ダート1800m(右)16頭
注目馬一覧
| ◎本命 | 3枠5番 | ハピ | 菱田裕二 |
| 〇2番手 | 2枠3番 | ロードラビリンス | Fジェルー |
| ▲3番手 | 7枠13番 | ジンセイ | 川田将雅 |
| △4番手 | 4枠8番 | クールミラボー | Cデムーロ |
| ☆穴馬 | 8枠16番 | サンライズアリオン | 藤岡佑介 |
レース展開予想
逃げる馬が多いので、先頭のポジション争いは激しくなる。ただその後ろはある程度ばらけると思うので、ジンセイやクールミラボーなどはポジション確保にあまり手間取らないはず。さらに後方のハピやロードラビリンスなどはスタートを出たなりでポジションを取るのでは。
スタートから向こう正面に入るまででポジションはある程度決まっているはず。前が速くなるので隊列は縦長で進む。
第3コーナーから後方勢が進出を開始して前に迫っていく。最終コーナーでは逃げた馬とジンセイ、クールミラボーなどの先行勢との差が縮まってきて、後ろからもハピやロードラビリンスなどがいいポジションまで上がってくる。
最後の直線では逃げた馬の脚が止まる。そこに先行勢からジンセイ、クールミラボーなどが並んでくる。後ろからはハピ、ロードラビリンスなどが迫る。坂を上るところでジンセイ、クールミラボーなどの先行勢が逃げた馬を捉えて抜けだす。さらに後ろからハピ、ロードラビリンスなどの後方勢が突っ込んでくる。
坂を上りきったところで、ペースが流れた分、先行勢の脚色が鈍る。そこに後方勢が迫り差がなくなってくる。
ゴールまで約50mのところで内に先行勢、外に後方勢と馬群が横に広がって接戦になる。
ゴール直前に内にいた先行勢の脚が止まり、後方勢が前に出る。
最後は前に出た後方勢の中から、ハピが抜け出して1着。その後ろには同じく追い込んできたロードラビリンスが差のない2着でゴール。3着は内で粘ったジンセイ、4着はクールミラボー。5着以下は先行勢、追い込み勢が流れ込んできての接戦になる。
前は速くなると思うので、逃げ馬は脚が止まるのでは。先行勢には実力馬が多いが、ペースが早くなる分、先行勢も最後は脚が鈍るはず。最後は後方勢がゴール直前で差しきることが可能と思っている。人気どころでも斤量59キロを背負う馬は厳しいのでは。また初めて斤量57キロや58キロを背負う馬も厳しいと見ている。
阪神競馬場のダートは前有利だと思うが、今回のメンバーなら前がある程度速い展開になるはずなので、後ろからでも届くのでは。 ただ馬場状態などで後ろは全く届かない可能性は十分ある。
注目馬解説
◎本命 ハピ 菱田裕二
前走の太秦Sが久しぶりの勝利だった。
芝・ダート問わず走れる馬だが、個人的にはダート向きの馬だと思うので、今回は好走できる舞台で走れるはず。
後ろから追い込んでくる競馬が持ち味だと思うので、前が速くなりそうな今回は展開が向くと思っている。もともとは前で競馬をしていて、スタートを出てからのスピードは持っていると思うので、今回のメンバーならある程度のポジションには収まれるはず。前走のように直線で追い込んでくる競馬ができれば、前に届く可能性は十分にある。
一昨年、昨年とダートを走っていたときに戦ってきた相手は強力だったが、その馬たちと3着以内で争っていたので能力はあるはず。59キロを背負う今回でも心配はないと思っている。前走を勝利して、ますます調子が上がってきていると思うので、今回の相手なら1着争いができるのでは。
〇2番手 ロードラビリンス Fジェルー
前走で3勝クラスを勝利して昇級初戦の3歳馬。今までよりもメンバーは強化されるが、いきなりでも好走する可能性はあると思っている。
前走はスタートで内目、後方のポジションを取ったが、向こう正面では外に持ち出していた。そこから徐々にポジションを上げていった。そのため最終コーナーでは一番大外を通る形になったが、最後の直線は鋭い脚で伸びてきて、抜け出した2頭で競り合ったままゴールした。かなりきわどい勝負になったがハナ差で勝利していた。
スタートしてからはあまり速くないので今回も後ろからの競馬になりそう。前が速くなりそう、後方待機の馬に展開が向くのでは。末脚は素晴らしいものがあるので、前走のような走りができれば上位争いは可能なはず。
▲3番手 ジンセイ 川田将雅
前走は3着だったが、スタートから前目のポジションを取って、最後の直線ではしぶとく脚を伸ばしてきていた。ダートに替わってからは5着以下なしと成績が安定している。
今回もスタートしてから前のポジションで競馬を進めるはず。逃げそうな馬が数頭いて隊列が縦長になりそうなので、先行したい馬はすんなりとポジションを取れるはず。いいポジションを取れれば、長く良い脚を使えると思うので先行粘りこみは可能と見ている。この馬は最後の末脚で勝負する展開より、ある程度ペースが流れた中で先行して粘りこむ展開の方が向いていると思うので、今回は展開が有利に働くはず。
今まで戦ってきたメンバーは強いはず。その中で成績が安定しているのは、馬の力があるからだと感じる。今回なら力は上位で、3着争いには加わってくるのではないだろうか。
△4番手 クールミラボー Cデムーロ
前走は6着。ただ外枠からのスタートで常に大外を回されて、距離のロスが他の馬より大きかった。また、スタートしてから前にポジションを取りに行くために脚を使ったこともあり、直線でも伸びを欠いた。なので今回は見直しは可能と見ている。
この馬は先行・差しとどんな競馬でもできると思うので、どんな展開にも対応できるはず。今回は前が速くなりそうな気がするので、中団あたりから直線で脚を伸ばしてくる競馬になるのでは。後ろからでもいい脚を使うことはできるし、差し切って上位争い可能では。
阪神競馬場のダートは1着1回・2着2回で、すべて馬券内と好走しているので相性はいいと思う。Cデムーロ騎手が継続して騎乗するのもいいと思うし、前走よりも走れるはず。
☆穴馬 サンライズアリオン 藤岡佑介
ここ2走は9着・10着と負けているが、平城京Sのような走りができれば、ここでも力は通用するはず。
夏場よりも冬場の方が得意だと思う。実際12月~2月の成績は1着2回・2着1回・3着2回・4着以下2回で安定しているので、今の季節のレースは良いのでは。
また、阪神競馬場ダート1800mは1着2回・2着1回・3着3回とすべて馬券内で、成績は安定している。今回は得意の阪神競馬場ダート1800mに舞台を移すので、好走できるはず。
逃げ・先行のような前で競馬を進めるほうが得意な馬だと思うので、得意の展開に持ち込めれば粘りこめるはず。この馬と同じような競馬を得意とするタイプが揃っているが、本来の力を発揮できれば、上位争いは可能だと思っている。


