レース情報
2025年12月17日20:10発走(11R) 川崎競馬場
全日本2歳優駿【国際交流】 重賞
サラ系2歳 定量
ダート1600m(左)9頭
注目馬一覧
| ◎本命 | 5枠5番 | ベストグリーン | 小野楓馬 |
| 〇2番手 | 1枠1番 | タマモフリージア | 田口貫太 |
| ▲3番手 | 4枠4番 | パイロマンサー | 岩田望来 |
| △4番手 | 2枠2番 | フルールドール | 坂井瑠星 |
レース展開予想
スタートからイダテンシャチョウとフルールドールが逃げる展開で、その後ろにパイロマンサー、ベストグリーン、タマモフリージアが続いて、アヤサンジョウタロ、ライフオブラクーンが続く。最後方にコスモギガンティア、バルカニクスのポジションなるのでは。スタートから第1コーナーまでは約500mあるが、頭数が少ないのでポジションは割とすんなり決まるのではないかと予想。
ある程度縦長の隊列でレースは進むはず。向こう正面から第3コーナー手前付近で、前から3~6番手あたりのポジションで競馬を進めていた馬が徐々にポジションを上げていくはず。そこでイダテンシャチョウの脚が止まり、第3コーナーから最終第4コーナーの中間あたりでポジションが後退していく。前はフルールドールが単独で逃げる形になり、最終の第4コーナーで後ろから馬が迫ってきて最後の直線を迎える。
フルールドールが直線半ばまでは先頭を守るが、半ばを過ぎてベストグリーンにかわされる。その後タマモフリージア、パイロマンサーにも追いつかれる。フルールドールは直線までにどのくらいのリードを保っていられるか、追いつかれそうになった時にどのくらい粘れるかがポイント。残り約100mを過ぎてベストグリーンが先頭に抜け出すが、後続からタマモフリージアとパイロマンサー、さらにその後ろからアヤサンジョウタロが迫ってくる。しかし、先に抜け出したベストグリーンを捉えきるまでにはいかず、ベストグリーンが1着でゴール。2着には最後の競り合いで前に出たパイロマンサーが入り、3着には差がなくタマモフリージア。4着に逃げ粘ったフルールドール、5着にはさらに後ろから追い込んできてアヤサンジョウタロが入ると予想。
基本的には前から5番手以内の馬が上位に入ってくるはず。逃げる馬が粘って3着以内の可能性もあるが、1着から3着に予想した馬が5番手以内のポジションで競馬を進められていれば、直線半ばで捉えられているように思う。あとの展開は当日の馬場コンディションや傾向によると思うので、開催当日の11Rまでの結果をチェックしていくことが大切だと思う。
注目馬解説
◎ 本命 5枠5番 ベストグリーン 小野楓馬
地方所属馬だが本命に推したい。デビューから負けなしの4戦4勝。前走の鎌倉記念では2着に0.8秒差をつけて堂々の1着だった。今回の川崎競馬場ダート1600mの舞台は前走で経験しているので不安は少ない。前走のように前目のポジションから道中上がって行く展開で競馬を進められれば1着まで届くはず。今回は逃げ馬がいるのでペースが多少上がる展開になると予想されるが、自分の競馬ができれば問題はないのでは。
今回が初の中央馬との対決になるので今までのように余裕のある1着は正直厳しいと感じるが、前走のパフォーマンスを見ると馬の力は相当なものがあると思うので、ここでも1着を期待したい。
〇 2番手 1枠1番 タマモフリージア 田口貫太
デビューから2戦2勝。2戦目のJBC2歳優駿で1着になり重賞初制覇を飾った。
前走はスタートでこそ遅れたが、そこから前のポジションを取りに行き4~6番手で競馬を進めた。最後の直線では4番手のポジションから脚を伸ばして前の馬を捉えての1着だった。道中では馬群の中でも慌てず進んでいたので内側のポジションでも競馬を進められるのは魅力。今回もスタートで出遅れる可能性はあるが、前走のような競馬ができれば問題ないと思う。
牝馬だが体が大きく2歳の現段階では牡馬に負けないパフォーマンスを披露しているので、ここでも1着争いに顔を出してくるのでは。
▲ 3番手 4枠4番 パイロマンサー 岩田望来
デビューから2戦2勝。新馬戦では2番手のポジションを取ってレースを進めた。直線では2着の馬に一瞬並ばれそうになったものの、ゴール手前で引き離しての1着だった。前走のもちの木賞では馬群の中の4~6番手で進み、最後の直線では先行して抜け出していた2着の馬をゴール手前で捉えての1着だった。
逃げ・先行のどちらの展開でも勝っており、馬群の中で競馬を進めても問題がないことは強み。逃げ・先行どちらの展開でも最後に良い脚を使えるので川崎競馬場との相性はいいかもしれない。上位争いには加わってくるはず。
ただ前走を見ると最後の直線に入ってからかなり追われて脚が伸び始めていたので、前走よりも直線が若干短くなる今回はスタートからのポジションと追い出すタイミングがポイントになってくる。
△ 4番手 2枠2番 フルールドール 坂井瑠星
デビューは芝だったが2戦目でダートに転向して初勝利。前走のJBC2歳優駿では道中2番手のポジションを確保してレースを進め、最後の直線ではゴール手前で1着馬にかわされた。ただ、ダート転向後は1着1回・2着1回と馬券外にはなっていないので軽視はできない。
今回はこの馬が逃げる展開になると思うので、自分のペースで競馬ができるのではないだろうか。前走は道中2頭で競り合いながら進んでいたので、道中で脚を使った分、最後の直線で脚色が鈍り捉えられてしまった感がある。前走よりも直線距離も短くなり、今回の方が逃げ・先行に有利な競馬場になるので、ここでなら逃げ粘って3着以内は確保できると思う。
牝馬だが体が大きくパワーのいるような馬場でも問題ないと思うので、現段階ならある程度牡馬とやりあってもいい結果を残せるはず。

