2025年12/28(11R) 有馬記念 GⅠ中山競馬場 全頭徹底解説! 

中山競馬場 

※12月26日18時までの情報・予想です。変更等ある場合がありますので、レース直前にご確認ください。

有馬記念 GⅠ2025 出走馬 着順歴

1枠1番エキサイトバイオ荻野極(3・4・5・27) 
1枠2番シンエンペラー坂井瑠星(2・3・4・29) 
2枠3番ジャスティンパレス団野大成(2・5・0・31) 
2枠4番ミュージアムマイルC.デムーロ (4・2・3・29)
3枠5番レガレイラC.ルメール(1・3・5・30)
3枠6番メイショウタバル武豊(4・4・3・27) 
4枠7番サンライズジパング鮫島克駿(4・2・3・27)
4枠8番シュバリエローズ北村友一(4・3・0・31)
5枠9番ダノンデサイル戸崎圭太(4・2・1・32) 
5枠10番コスモキュランダ横山武史(4・2・2・30)
6枠11番ミステリーウェイ松本大輝(2・2・3・32) 
6枠12番マイネルエンペラー丹内祐次(1・1・4・33)
7枠13番アドマイヤテラ川田将雅(2・2・2・30)
7枠14番アラタ大野拓弥(1・2・3・28)
8枠15番エルトンバローズ西村淳也(1・0・1・25)
8枠16番タスティエーラ松山弘平(0・2・0・22)

※着順歴は(1着・2着・3着・4着以下)、1986年以降の集計

出走馬全頭解説

1番手 5枠9番 ダノンデサイル 戸崎圭太 ( 4・2・1・32 ) 

前走のジャパンカップは第1コーナーと最終コーナーで不利を受けた。決して大きな不利ではなかったが、実力の拮抗した馬が走る舞台では些細なことから着順が下がることはあるはず。そのなかでも3着に入ったのは馬の能力が高いからだろうし、鞍上を予定している戸崎騎手との相性が良いからだと思っている。 

去年の有馬記念は3着。それまでの先行する競馬から一転して逃げる手を打った。今年はどんな競馬で来るかわからないが、どんな展開になっても対応できるはず。 

ただ、ジャパンカップ→有馬記念のローテーションは気になる。今年のジャパンカップはレコード決着だったように、馬への負担が大きいレースだったと思う。その中で不利を2回受けての3着で想像以上にダメージを受けているかもしれない。約1か月は間隔があいているが、あれだけの走りをした後のダメージが回復しきれていない可能性はあるはず。 

ダノンデサイルに関しては能力は高いので、馬の調整が間に合っているかがポイント。調整がうまくいって体調が整っていれば、去年以上に走れるはず。 

2番手 3枠5番 レガレイラ C.ルメール ( 1・3・5・30 ) 

去年の有馬記念の1着馬。3歳牝馬の制覇が長くなかったことを考えると馬の能力はかなり高いはず。4歳になり去年よりも成長していると思うので、馬のピークにかなり近づいてきていると思っている。 

今年は骨折休養明け1戦目の宝塚記念では11着に敗れた。そこからもう一度休養に入り、休養明け初戦となった前々走のオールカマーでは牡馬相手に勝ち切った。前走の牝馬限定戦のエリザベス女王杯でも勝ち切り、夏の休養をはさんでからは調子がいいように感じる。今回のメンバーはかなり強いが牝馬初の連覇の可能性はある。 

ただ、去年の有馬記念はスタートを出てから内側にポジションを確保して、距離のロスなく立ち回れた。最後の直線も外に出せる進路が開いて、馬群から抜け出して最後の脚を伸ばしてきていた。いわゆる『会心のレース』だったと思うので、それを考えると今年はどうだろうか。 

また、戸崎騎手が『レガレイラ』ではなく『ダノンデサイル』を選んだのも気になる。どちらの馬でも1着の可能性があるなら、より可能性の高い方を選ぶのは当然のことだと思う。 

どちらの鞍上も経験したうえで、戸崎騎手が今年コンビを組んでGⅠを制覇したレガレイラを選んでいないのはかなり気になるところ。 

ただ、予定しているルメール騎手とはコンビを組んでホープフルSを勝利していて、馬との相性は良いはず。久々のコンビになるが心配はないと思っている。 

能力は高いと思うので、去年のように走ってもおかしくない。 

3番手 2枠4番 ミュージアムマイル C.デムーロ ( 4・2・3・29 ) 

今年の皐月賞1着馬。天皇賞(秋)→有馬記念のローテーションは過去の成績が良い。 

前走の天皇賞(秋)は超スローペースから、直線での末脚勝負になった。そのなかで上り『32.3』というタイムで追い込んできての2着だった。末脚勝負は苦手だと思っていたので驚いたが、3歳馬なので夏を超えて成長したと考えれば不思議ではない。さらに今年の3歳世代はマスカレードボールやクロワデュノールなどがいて世代のレベルが高い可能性があるので、好走してもおかしくはない。 

ただ『古馬と対戦するGⅠ』ということを考えると、現状では2500mという距離は長いと思っている。本来の適性距離は1800m~2200mくらいで、このあたりの距離が一番力を発揮できると感じている。実際、2400mのダービーではクロワデュノールやマスカレードボールに先着を許していて6着に敗れている。逆に2000mの皐月賞ではクロワデュノールやマスカレードボールに先着しているので、距離の壁はあるはず。今回の条件で今まで以上に強いメンバーが揃っていると考えれば、厳しい戦いになるのでは。 

中山競馬場は得意の舞台だと思うので、コースとの相性の良さと馬の能力で距離をカバーすることができれば、1着の可能性はあると思うがどうだろうか。 

4番手 3枠6番 メイショウタバル 武豊 ( 4・4・3・27 ) 

前走の天皇賞(秋)は6着だった。ただ今までのように淀みのないペースで逃げるのではなく、ペースを抑えながら逃げる、メイショウタバルの新たな一面が見られたようなレースだった。 

武豊騎手が勝ちに行きつつも、その先の有馬記念を見据えたかのような騎乗だったと思うし、ある意味では馬に新しい競馬を覚えされるための1戦だったように感じる。前走の経験をどのように活かしてくるかわからないが、あの競馬ができれば初挑戦になる2500mという距離が持つ可能性はある。 

ただメイショウタバルの魅力は、やはり淀みのないペースを作って逃げ切ることだと思う。馬が鞍上の指示に逆らわないギリギリのラインを攻めながらペースを作れば、2500mの距離は持つと思っている。武豊騎手なら馬の性格や走りに合わせた競馬をさせることができるはず。しかもペースを読む正確さは騎手の中でもトップクラスだと思うので、逃げる競馬が得意なメイショウタバルとなら手は合うはず。理想はコンビを組んで1着だった宝塚記念のような競馬だと思うので、距離は伸びるが、あの時の競馬ができれば有馬記念でも1着になれるはず。 

この馬は1着or馬券外と極端な成績なので、楽しめると思うし、楽しませてくれると思っている。

 

5番手 2枠3番 ジャスティンパレス 団野大成 ( 2・5・0・31 ) 

休養明けの1戦になった前々走の天皇賞(秋)は、スローペースの中での競馬となったなかで3着。ある程度ペースが流れても、最後に良い脚を使えることがジャスティンパレスは強みだと思う。そう考えると展開は向いていなかったように思うので3着という結果は評価できるのでは。また、ジャパンカップではレコード決着になるような流れの中でも、後ろからしっかり脚を伸ばしてきての5着だった。秋は3走目で、これまでの2走は厳しい競馬をしてきているので、疲れは溜まっていると思う。ただ、展開が向いて実力を発揮できれば3着以内の争いに入ってきてもおかしくない。 

ただ、有馬記念は過去3回走って7着→4着→5着と物足りない成績になっている。可能性としては中山競馬場が馬の走りにあっていないことが考えられる。中山でも2歳GⅠのホープフルSで好走歴はあるものの、2歳時のレースなので評価しづらい。古馬になってからは東京・阪神・京都が舞台のGⅠでは馬券内になっているが、中山では馬券内になったことはない。これはコース適性が高くないと言えるのではないだろうか。 

とは言え、逃げ馬がいてある程度ペースが流れそうな今回は展開が向く可能性はある。 

ジャスティンパレスは今回の有馬記念が引退レースとなるので、最後に2勝目のGⅠを獲って引退の花道を飾ってほしい。 

6番手 7枠13番 アドマイヤテラ 川田将雅 ( 2・2・2・30 ) 

前走のジャパンカップではスタートで大きく躓いて騎手が落馬して競走中止となった。しかし落馬してカラ馬になったが最後まで走りきって先頭でゴールしていた。騎手がいなくなっても走れるのは馬が賢い証拠だと思うし、先頭で走り切っているのは馬の能力が高くなければできないはずなので、今回しっかり走れれば人気以上に走ることができると思っている。 

前走は競走中止となったが2400mをレコードタイムで走っている。騎手が乗っていなかったので、それほどダメージは残っていないと思う。なので体調や馬体のダメージなどに関しては、ジャパンカップを経由している馬よりも調整がうまくいっているのでは。 

今回の右回りの2500mという条件はあっていると思うので、好走する可能性はある。 

ただ、直線の短い中山よりも東京のようにある程度直線が長いコースの方があっているように感じる。長い直線で徐々にトップスピードに近づいていくようなタイプだと思う。長く良い脚を使えるが、使えるようになるまでに時間がかかるタイプだと思うので直線の短いコースとの相性はあまりよくないと思っている。 

距離を走る能力はあると思うので、展開次第だと思っている。ある程度タフな展開になれば出番があってもおかしくない。 

あとは7枠13番の外枠をどれだけカバーできるかにかかっている。

7番手 8枠16番 タスティエーラ 松山弘平 ( 0・2・0・22 ) 

海外遠征後は休養に入った。半年ほどの休養後に走った天皇賞(秋)は7着、その後のジャパンカップは8着と休養明けの走りは冴えていない。どちらも極端な展開の競馬になったので、タスティエーラからすると難しいところがあったかもしれない。天皇賞(秋)ではスローペースからの末脚勝負になり、厳しい展開になった。ジャパンカップは逃げた馬のペースもあってか、前にいた馬は末脚を伸ばして後ろから来た馬に飲み込まれた。どちらもタスティエーラが好走する展開からは外れていたレースだったと思うので、今回は見直し可能なはず。 

2023年のダービー馬なので、このメンバーと戦える力はある。距離もダービーでは2400mを走って1着、菊花賞では3000mを走って2着の結果なのでこなせるはず。 

一昨年の有馬記念は直線で不利がありながらも6着だった。不利を受けるまでの手ごたえは他の馬に勝っていたように見えたので、中山2500mというコースへの適性は高いと思っている。展開や道中のレース運びなどにもよるが、スムーズな競馬ができれば一昨年よりも走れるはず。 

秋2戦を戦っているのでダメージはあると思うが、好走する舞台は整っているように見える。 

ただ、ここ2戦は展開が向かなかったと仮定しても成績が冴えていないように感じる。海外遠征後に調子を崩す馬は多くいるので、タスティエーラも例外ではないと感じている。中3週ほどの間隔で秋は使ってきているので、レースを使いながら、どれだけ調子を上げられているかはポイントだと思っている。

枠番さえ良ければ、3着以内の争いには絡んでくるはずだったが、今回は大外枠。

どうなるか完全にわからなくなったが、3着の可能性はある程度残ると考える。

 

8番手 1枠2番 シンエンペラー 坂井瑠星 ( 2・3・4・29 ) 

海外遠征後に日本での初戦となった前走のジャパンカップでは8着と敗れた。海外遠征中に調整の過程で一頓挫あったことを考えると、思ったような結果ではなかったかもしれないが、そこまで悲観するようなことないはず。前に行って粘りこむ競馬が得意の競馬だと思うが、前走は外枠を引いたことでポジションを取るためにある程度脚を使わされた。やはり内側の枠からスタートを出て、前のポジションでロスなく立ち回わって粘りこむのが持ち味だと思う。前走は枠的にも展開的にも向かなかったし、しかもレコード決着だったので、よりシンエンペラーには向かなかったように思う。ペースが速くならなければ展開としては向いてくるはず。 

今回が有馬記念への初参戦になるが、2500mという距離と馬場への対応は問題ないように感じる。去年は2400mのダービーで3着、同じく2400mのジャパンカップで2着と好走している。100mの延長ならこなせると思う。また馬場に関しても兄が凱旋門賞馬のソットサスなのを考えると、ある程度タフな馬場になってもこなせるはず。 

ただ、海外遠征中心の今年は2025年の初戦こそ勝利したが、そこからは成績が冴えていない。一頓挫あったことを考えると、その影響がここ3戦はあった可能性はある。そこからどのくらい調整を戻せているかにかかっていると思う。 

中3週ほどだが調整がうまくいっていれば、初参戦の有馬記念でも好走はできるはず。 

今回1枠2番、十分に馬券内も見えてきた

9番手 1枠1番 エキサイトバイオ 荻野極 ( 3・4・5・27 ) 

今年3歳馬。前々走はラジオNIKKEI賞で重賞初勝利、前走は菊花賞で3着だった。 

前走は京都芝3000mの菊花賞を走った。雨の中で馬場は稍重、どの馬にとってもタフなレースになったと思う。その中でもエキサイトバイオはかなりタフな競馬をしていた。外枠スタートが影響してホームストレッチ、4つ目のコーナーを抜けて向こう正面に入るまで常に外を回された。さらにペースが落ちたこともあって、向こう正面から逃げた馬との競り合いながら2回目の3コーナー、4コーナーを回って行った。最後はエネルジコやエリキングにはかわされたものの人気薄で堂々の3着だった。 

今回の有馬記念は2500mという距離と右回りは菊花賞を走っているので問題ないはず。中山は起伏があるが、菊花賞で使われる京都も3~4コーナーに坂があるコース形態なので対応はできるはず。中山は未経験のコースだが適性はあると思っている。 

好走するなら内側の枠を引くことは大前提。内枠からスタートして逃げ馬から4~6番手くらいのポジションでロスなく立ち回れれば穴をあけられる可能性はある。 

ただ、今回人気になりそうな馬と比べると力が落ちる印象は否めない。それは同じ3歳馬のミュージアムマイルと比べても感じる。出走予定馬にGⅠ馬は6頭いるし、古馬GⅠで好走した馬も多いので、菊花賞よりもキツイレースになるのは確かだ。 

あとは能力として足りない部分を枠順と展開で埋められるかがカギ。埋めることができればチャンスはあると思っている。 

今回1枠1番、シンエンペラー同様に十分に馬券内も見えてきた

10番手 6枠12番 マイネルエンペラー 丹内祐次 ( 1・1・4・33 ) 

天皇賞(春)のあと休養に入り、有馬記念が久々の実戦となる。 

前走はスタートから2~3番手のポジションを取って競馬を進めた。最後の直線では一瞬先頭に立ったが、後ろから来た馬に飲み込まれた。前のポジションで競馬を進めて、結果的には人気以上に走っての5着だったので馬の力はあるはず。前々走は有馬記念と同じ中山2500mが舞台の日経賞で勝っている。天皇賞(春)と同じように前のポジションで競馬を進めて、最終コーナー途中から仕掛けた。最後は外から脚を伸ばしてくる馬もいたが、振り切っての勝利だった。 

中山2500mという距離は問題ないはず。馬場はある程度渋っても対応できる。中山へのコース適性と馬場適正はかなりあると思う。ここは父ゴールドシップから受け継いだところだろうし、父と同じように有馬記念で好走する可能性はある。 

また鞍上とも相性は良さそう。ゴールドシップ産駒なので、エンジンのかかりが遅く、良い脚を使えるまでにどうしても時間がかかる。鞍上の丹内騎手は、早めに仕掛ける傾向にある。直線の短い中山では、鞍上の傾向と馬の特性がうまくかみ合うと思っている。 

ただ、能力は足りていないと感じる。重賞勝利はあるが今回のメンバーに入ると見劣りする。正直、能力だけではカバーできない力の差があるので、なるべく内目の枠を引いて、上りのかかるタフな展開になれば、出番は十分にあると思っている。 

11番手 5枠10番 コスモキュランダ 横山武史 ( 4・2・2・30 ) 

夏から使い始めて下半期は5戦目。秋も天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念と3戦目になる。正直走りすぎている感はあるが、使い詰めても走れると思うので心配はしていない。天皇賞(秋)はスローペースからの上り勝負で分が悪かった。逆にジャパンカップは時計が速すぎて向かなった。ここ2戦は展開が向かなかったので、展開さえ向けばといったところがある。 

中山は過去1着1回・2着4回・3着1回・4着以下2回と相性はいい。今年の初戦となったAJCCでは中山2200mで3着になっているので、コースとの相性はいいと思う。距離も2500mであれば守備範囲内だと思っているし、中山2000mや2200mで好走歴があるので距離延長分はコース相性との良さでカバーできるはず。 

一時期のような出遅れもここ2戦はないので、スタートを出て前にポジションを取る競馬ができれば、展開次第ではアッと驚く結果もあると思っている。 

ただ一時期より調子は上がってきているし、中山との相性もいいと思うが、このメンバーに入ると能力が見劣りする感は否めない。近走でこの馬より前を走っている馬と引き続きの対戦となるし、その馬たちも中山への適性があるので、厳しいレースになるのは間違いない。陣営も色々と工夫してくると思うが、対策をしても埋まる差ではないと思っている。 

 

12番手 4枠7番 サンライズジパング 鮫島克駿 ( 4・2・3・27 ) 

2025年はすべてのレースでダートを走り、今年初の芝レースが有馬記念になる。 

もともとは芝とダートの二刀流で、2歳GⅠのホープフルSでは3着と馬券内の経験もある。芝への適性はある程度あると思うが、好走するには多少馬場が渋っていたほうがいいと思う。 

サンライズジパングはスローペースからの直線末脚勝負というより、長く良い脚を使うタイプだと思っている。最終コーナーあたりから馬群の外を上がって行くような、捲っていく競馬ができれば前に迫れるはず。なので速すぎる仕掛けは最後まで脚が持たないし、遅すぎる仕掛けは届かないと思うので、『道中のどこから仕掛るか』がかなり重要になる。 

好走するには展開と馬場の助け位は必要になると思っていて馬場が渋って、上りがかかるようなタフな流れになれば出番はあるはず。 

ただ、久々の芝ということを考えると好走は難しいように感じる。近年は前走ダートから馬券内に好走した馬はいない。しかもGⅠでの好走も2歳の1回しかないので、芝でのレースは厳しいと思っている。また、能力的にも厳しいと感じる。ダートで無双しているならと思うが、秋の3戦は1.4秒差の4着→3.3秒差の10着→1.1秒差の8着と1位とかなり離された結果になっている。この結果を見ると、芝に移るのがプラスとは言い難いはず。 

正直、能力だけではカバーできない力の差が上位陣とはあると思う。

13番手 6枠11番 ミステリーウェイ 松本大輝 ( 2・2・3・32 )  

夏に丹頂Sを制した勢いそのままに、秋のアルゼンチン共和国杯を制して参戦してくる。 

この馬が勝つには大事なことは1つだけで、『最初から最後までハナをだれにも譲ることなく先頭で走り切ること』だと思っている。今年は同じような戦法を得意とするメイショウタバルと武豊騎手がいるが、ベテランに臆せず積極的に逃げてほしい。好走するには自分の競馬をするしかないので、ベテラン馬と若手騎手のコンビで腹をくくって前に行ってほしい。 

距離は全く問題ない。2500m前後の距離は余裕で守備範囲内だし、過去中山2500mは2着2回とコースへの相性はいい。距離とコースへの適性は十分にあるはず。馬場は渋っても対応出来るはずで、むしろ好走するなら渋った方がいいと思う。馬場が渋るには雨が降るしかないので、天気が味方に付くように祈るしかない。 

ただ、しかも初のGⅠが有馬記念というのは荷が重すぎる感がある。今まで戦ってきた相手も、今回のメンバーに比べれは見劣りするように見える。なので能力的には他の馬と比べて見劣りする感はある。 

 

14番手 7枠14番 アラタ 大野拓弥 ( 1・2・3・28 ) 

唯一の8歳馬。 

冬~春の競馬は成績が振るわなかったが、夏~秋の競馬では3着→4着と調子は上がってきているように思う。前からでも後ろからでも、どんな競馬でもできると思う。鞍上は先月の調教中の落馬でケガから復帰する大野拓弥騎手。ケガ明けだが、過去重賞でコンビを組んで勝利をしているように、鞍上が思い描く競馬の形には持ってい来るのでは。全7勝のうち、右回りで6勝を挙げている。そのうち今回と距離の条件は違うが、中山で2勝を挙げているのでコースへの適性はある程度はあると思う。また、馬場は少し渋った方がいいと思うし、末脚勝負よりも上りのかかる競馬の方があると感じる。展開と馬場さえ向けば、ベテランコンビらしい渋いレースを見せてくれるはず。 

ただ、8歳馬は年齢的にキツイところがある。過去8歳馬の出走自体が少ないし、出走しても好走している例は少ない。正直、能力的にも足りないと思っている。GⅡやGⅢでの好走歴はあるが、GⅠでは条件があっていなかったとは言え負けすぎている感は否めない。 

15番手 4枠8番 シュバリエローズ 北村友一 ( 4・3・0・31 ) 

前走メルボルンカップは出走24頭中23着となった。初の海外遠征や苦手な重馬場などの要素が重なったところがあるので仕方ないと思う。今年の成績は振るっていないが、GⅡは2勝していて力はあると思うので、調子が上がってきていればある程度走れるはず。 

コースと距離の適性はあると思っている。中山3600mのステイヤーズSで勝利しているし、中山2500m日経賞では12着だが、1着とは0.5差とそこまで離されていない。距離も2500mは余裕で守備範囲内だと思うので、心配はないはず。好走する条件はあるのだろうが、コース、距離への適性はあるはず。 

前からの競馬も後ろからの競馬もこなせるので、内側の枠に入れたので前からでも後ろからでも競馬できると思う。柔軟な競馬ができるはず。北村友一騎手とのコンビはあっていると思うので頑張ってほしい。 

ただ、能力は正直足りていないと思う。GⅡまでなら戦えるがGⅠになると厳しいのでは。GⅠ馬やGⅠ好走馬がそろっている中では見劣りする。また、海外帰りで調整が難しかったはずで、どこまで調子を戻しているかは不安。過去10年で7歳馬は上位に来たことがないので年齢的にも厳しい面がある。また馬場が渋ると途端に走らなくなるので、良馬場しかダメというところもある。 

不安材料はあくまでデータなので、覆す可能性はあると思うが果たしてどうだろうか。 

16番手 8枠15番 エルトンバローズ 西村淳也 ( 1・0・1・25 ) 

マイルGⅠ戦線で活躍してきた馬が有馬記念に参戦するのは正直驚いた。マイルといえどもGⅠで2着と結果は残しているし、馬の力はあるはず。未知への挑戦になるので、好走してもおかしくはないがどうだろうか。 

『有馬記念は距離のごまかしがきいて、マイラーの馬でも走る』と一昔前は言われていたようだが、ほんとうにそうなのか疑問。過去、マイルのレースを主戦場にしてきた馬で好走した馬はあまりいない。強いて言うならダイワメジャーは当てはまるかもしれないが、天皇賞(秋)などの2000m前後の中距離レースを勝利していたことを考えると、普通に守備範囲内だっといえるはず。ほかにもオグリキャップ、グラスワンダーなどの馬がマイルGⅠを勝利していて有馬記念を制覇しているが、個人的には両馬ともマイラーのイメージがあるかと言えばあまりない。むしろ中距離以上のイメージがある馬なので、マイラーとは言い難い。なのでごまかしがきくというのは当てはまらないと思っている。 

ではエルトンバローズどうか。主戦場は1600~1800mでマイラー色が強い。過去に2000m以上のレースは1回だけ走って1着と1.6秒差の9着。それも未勝利戦だったことを考えると評価は難しい。 

距離の壁を乗り越えらえるかと言ったら、いくら能力が高いと言えど難しいと思っている。未知のレースなので走る可能性がないとは言えないがどうだろうか。 

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