※12月19日21時までの情報・予想です。変更等ある場合がありますので、レース直前にご確認ください。
レース情報
2025年12月20日15:45発走(11R)
中山競馬場
ターコイズステークス GⅢ
サラ系3歳以上オープン(国際)牝(特指)ハンデ
芝1600m(右)16頭
注目馬一覧
| ◎本命 | 3枠6番 | ウンブライル | ルメール |
| 〇2番手 | 4枠7番 | ボンドガール | 津村明秀 |
| ▲3番手 | 8枠16番 | チェルビアット | 戸崎圭太 |
| △4番手 | 8枠15番 | ホウオウラスカーズ | 木幡巧也 |
| ☆穴馬 | 4枠8番 | ドロップオブライト | 松若風馬 |
レース展開予想
スタートから最初のコーナーまでの距離が短いので枠次第なところはあるが、ドロップオブライト、スリールミニョン、フィールシンパシーが逃げる展開になるはず。その後ろにソルトクィーン、シングザットソング、ジューンオレンジ、チェルビアット、ウンブライル、ドゥアイズと続いて、その後方にビップデイジー、ホウオウラスカーズ、ボンドガール、ダンツエラン、さらに後方にランフォーヴァウ、キタウイングと続く。
頭数が多く逃げ馬が多いので隊列は縦長になるはず。第3コーナーまでは各馬目立った動きはないと思うが、最終第4コーナーあたりから中団あたりからビップデイジーが前へ進出を開始する。それを見て各馬もスパートを開始する。それに併せて前の馬もペースが上がり、逃げている馬の中からスリールミニョンが遅れ始める。ここら辺から逃げる馬と後続との距離が詰まってくるが、大きくは縮まらないはず。
最終の第4コーナーから直線に入るあたりでドロップオブライトとフィールシンパシーが並ぶ形になる。このあたりで中団の馬群からチェルビアット、ウンブライルが前に出てくる。その後方の馬群外側からビップデイジーが迫り、その後ろにボンドガール、ダンツエランと続く。さらにホウオウラスカーズがインをついて上がってくる。直線残り200m手前で2頭の競り合いからドロップオブライトが前に出る形になる。その後ろにはチェルビアット、ウンブライルが迫り、その外側からビップデイジー、さらに後ろからボンドガール、ダンツエランが迫ってくる。
残り150mあたりでドロップオブライトの脚色が鈍り、後ろから来ていたチェルビアット、ウンブライルに捉えられる。残り100mあたりでウンブライル、チェルビアットが前に出る。その後ろからはビップデイジー、ボンドガールが並び、その後ろにダンツエランが差がなく前との差を詰めてくる。さらに内側からはホウオウラスカーズも迫ってきて、上位争いはこの7頭になる。
その後、ウンブライルとチェルビアットが先頭を争う形になるが、ウンブライルが抜け出す。その後ろの3頭からボンドガールが抜け出してきて、後ろからダンツエランもついてくる。ビップデイジーは速く動いた分、ここで脚色が鈍る。
最後はウンブライルが1着。チェルビアットがほとんど差がない2着。その後ろからボンドガールが抜け出してきて3着。内からはホウオウラスカーズが抜け出してくるもボンドガールには届かず4着。その後ろに良い脚で追い込んできたダンツエランが5着。その後ろにビップデイジーが6着。逃げたドロップオブライトは7着。
中山競馬場は直線が短く後ろすぎると、相当の決め手がない限り届かない。
ターコイズS前週のレース傾向は、前が残る傾向があり、今週も馬場状態が変わっていなければ逃げ・先行に有利な状態のはず。なので前の馬を見られるような位置でレースを進められる馬が有利だと思っている。
注目馬解説
◎本命 ウンブライル ルメール
前走のGⅡ富士Sは5着。ただこの馬より上位入線だった3頭は、のちのGⅠで好走いているので、斤量差があったとはいえ結果以上に評価できるレースだと思う。上位2頭とは差がついたが、3着には最後詰め寄っていたので、今回のメンバーなら能力は上位。
前走のように中団あたりにポジションを取って、直線抜け出すのが理想の展開。いまの中山競馬場は前が残る展開になりやすいので、馬群後方だと前に届かない可能性が高い。ウンブライルは前から6~8番目くらいのポジションを取れると思うので、最後の直線で馬群から抜け出してこられるのでは。
今回は55.5キロを背負うが、前走55キロであれだけ走っているので問題ないはず。前走よりもメンバーは手薄で牝馬限定戦になるので、ここでは1着を狙える。
〇2番手 ボンドガール 津村明秀
前々走と前走は大きく負けているが、距離を短縮して得意の芝1600mに舞台を移すので、ここでは見直し可能。
後方からの競馬になるだろうが、末脚は素晴らしいものを持っているので、直線で前を捉えらえるはず。ただ、あまりにも後ろすぎると前に届かないと思うので、道中では少なくとも9番手以内にはポジションを取っていてほしい。最後の直線でしっかりと末脚を使える進路を確保することが理想だと思うので、前が壁になって脚を使えない展開だけは避けたい。
GⅢではいまだに2着以下はないので、今回なら能力は上位のはず。新馬戦以来勝ちに恵まれていないが、ここでなら2勝目を挙げられる可能性はある。
▲3番手 チェルビアット 戸崎圭太
前走1着。今回は重賞ではじめての古馬との対戦になる。
3歳世代の芝1600mの重賞では好走しているので、ここでも上位争いは可能。古馬との能力差はそこまでないと思うので、斤量の差を活かして走れるのでは。
前走のように前のポジションを確保して、直線で抜け出すのが理想。あまり後ろすぎると届かないと思うので、道中の位置取りはポイントになってくる。道中のスピードでおいて行かれることはないと思うので、古馬との重賞でも追走への不安は少ないように感じる。前のポジションを取りに行っても最後の脚はしっかり使えると思うので、ここでも良い走りを見られるはず。
初の中山競馬場になるのでコースへの適性は不安だが、そこをクリアできれば3着争いには加わってくるのでは。
△4番手 ホウオウラスカーズ 木幡巧也
今回と同じ舞台だった前々走のGⅢ京成杯AHで1着。道中馬群内側で脚を溜めて、最後の直線でも内をついて上がってきた。最後は先頭で粘っていたドロップオブライトをかわしての1着だった。枠次第だが、今回も前々走と同じような競馬ができれば3着以内の可能性はある。
斤量が前々走の52キロから54キロに増えるが、前走では55キロを背負って競馬をしているので問題ないはず。また前走の東京競馬場よりも中山競馬場の方がこの馬には向いているような気がするので、舞台を移すことはプラスになるのでは。
ただ、前々走は展開と運が向いたような理想のレースだったと思う。今回は同じような競馬はできないと思うので、どのように乗り越えるかは課題。
☆穴馬 ドロップオブライト 松若風馬
前残りの傾向がある今の中山競馬場なら逃げ粘って3着以内が狙えるはず。今回と同舞台だった前々走では、2枠からスタートを決めて道中では2番手を確保した。最後の直線に入って先頭に立つと最後は1着にかわされたものの、粘っての2着だった。前々走と同じような競馬ができればチャンスはある。
主に芝1200mを走っているが、芝1600mでは2着1回・3着2回と馬券外になっていない。そのうち1回は中山競馬場での2着で、コースへの適性はあるのでは。
今回は斤量56キロだが、2025年は56キロ未満では走っておらず問題ないはず。
この馬にとって一番重要なのは枠の位置。理想は1~2枠には入りたい。理想の枠に入ることができれば、スタートを決めて逃げ切るだけだと思うので、そこさえクリアできれば3着以内はあるのでは。


